中日・清水2被弾4回2失点ながら開幕ローテに望み 与田監督は及第点
2021年2月24日 06時00分
◇23日 練習試合 中日0―4広島(アグレスタジアム北谷)
開幕カードの赤ヘル打線を封じ込め、先発ローテ入りを猛アピール…そんな野望を球界屈指のスラッガーに粉砕された。先発の清水は4イニングで6安打を浴びながらソロ2発の2失点。スターターとして何とか粘ったかに見えたが、まるで納得した様子はなかった。
「鈴木誠也さんの(一発)は、押せると思って投げきった真っすぐなんですけど、さすがにビックリしました。(走者を)ためてからの一発じゃないとかよく言われますけど、自分としては打たれてるわけですから…。30点です」
オフには課題の制球の安定を目指し、大リーグのサイヤング賞右腕・グリンキーを手本にテークバックを改良。そんなフォームの修正に関して最高の試金石となったのが鈴木誠だった。初回2死から外角に続けた2球目の146キロ速球。鋭いスイングで振り抜かれた。踏み込んで捉えられた打球は、高い弾道で右翼芝生席へ落ちた。
ただ、やられっ放しで終わったわけじゃない。続く3回2死一塁。一転して強気に内角を突いて決め球は低めギリギリのフォーク。見逃し三振を奪い、見事にやり返した。ただ、清水は「あれは木下(拓)さんのキャッチングにも助けられました」と冷静そのもの。とはいえ、侍ジャパンの4番を任されるスラッガーに真っ向勝負を挑む21歳に対し、指揮官は及第点を与えた。
関連キーワード
PR情報
News最新ニュース
-
【与田監督語録】福谷初登板「点は取られたけどひとつひとつのボールは強かった」
2021年3月1日
-
【中日】京田「打席の内容が良くなってきた」手応え感じる3戦連続安打
2021年3月1日