広島に4安打完敗で中日与田監督、今キャンプ初の1、2軍入れ替え「いつまでも振れないじゃ困る」

2021年2月24日 06時00分

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中日―広島 完封負けし、ナインと話した後に引き揚げる与田監督(中央)=沖縄・北谷で

中日―広島 完封負けし、ナインと話した後に引き揚げる与田監督(中央)=沖縄・北谷で

  • 中日―広島 完封負けし、ナインと話した後に引き揚げる与田監督(中央)=沖縄・北谷で
◇23日 練習試合 中日0―4広島(アグレスタジアム北谷)
 指揮官のフラストレーションがたまっていく。中日は23日、練習試合・広島戦(アグレスタジアム北谷)で4安打無得点のゼロ封負け。3月26日の開幕カード相手を粉砕して勢いをつけるどころか、今季もチームは「投高打低」を印象付ける結果となった。与田剛監督(55)もチームを活性化すべく石垣雅海内野手(22)の2軍降格、高松渡内野手(21)の1軍昇格という、今キャンプ初の入れ替えを決断した。
 歯ぎしりする思いだった。「甘いボールを打ち損じた、迷いがあった。昨季も一昨季も、タイミングが合わなくて振れない。タイミングが合わないときにスイングが緩んでしまう」。今季の実戦6試合の安打数は9、7、3、7、3、4。貧打解消へ向け、与田監督が求めているのは早いカウントでの強いスイングだ。追い込まれて決め球を仕留められるのは超一流打者のなせる技。容易な作業ではない。それゆえに、ただただ積極性を求めてきた。
 Why…。「?」マークが頭の中をグルグル回った。ゲーム後は首脳陣によるミーティングを実施。指揮官が訴えた内容はシンプルそのもので好球必打、早いカウントから振るという一点だ。
 「いつまでも振れないじゃ困る。どうやったら振れるのか。とにかく動かないと、という話はした。(狙い球なら)多少のボール球でも振る。まず振る。そこからいかないと、なかなか改善できないのかなと思っている。勇気を持ってやってほしい…」
 今キャンプでは通算2480安打の大物OB立浪和義さんを臨時コーチとして招聘(しょうへい)。20日まで岡林、根尾、京田ら若竜を中心に指導した。「いきなり結果が出るとは思っていません。継続してもらいたい」。レジェンドの教えを生かすも殺すも選手次第だ。鈴木誠ら主力を並べた広島はヒット11本のうち、真っすぐ9本。しっかり狙いを定め、積極的に振ってきた。
 もちろん、与田監督も貧打解消へ向け指をくわえて見ているわけにもいかない。期待の大砲候補・石垣には試合前「好きにやれ、迷うな」とハッパを掛けて送り出したが、ボール球に手を出し2打数2三振。「甘いボールが振れない。追い込まれてボール球に手が出てしまう」。試合後は高松を1軍昇格させ、2軍降格を決断。今キャンプ初の入れ替えを断行し、チームに刺激を与えた。

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