音楽に親しむまちづくり 楽器提供や指導 県とヤマハ協定

2021年2月23日 05時00分 (2月23日 09時47分更新)
協定書を披露する杉本知事(右)と押木社長=県庁で

協定書を披露する杉本知事(右)と押木社長=県庁で

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 県は二十二日、音楽によるまちづくりを加速させようと、楽器卸販売や音楽教室事業を行うヤマハミュージックジャパン(東京)と連携協定を締結した。県内でアマチュアの演奏者を増やしていくため、同社から楽器提供や指導で力添えを得る。
 調印式はテレビ会議システムで県庁の杉本達治知事と、東京本社の押木正人社長を結んで実施した。
 県は二〇二一年度から、県内各地で音楽の市民グループを育てていく方針で、ヤマハミュージックジャパンが協力する。具体的には、市民が音楽を練習する拠点施設にヤマハの楽器を配置し、希望者が無料で使えるようにする。レッスンを受けたいグループなどには、ヤマハから音楽講師を安価な料金で派遣できるようにする予定。
 県内各市町にある音楽ホールに対しても、地域のアマチュア活動を支えるホールになるよう、ヤマハからアドバイスしてもらうという。また県は五月の大型連休明けに、JR福井駅西口周辺の街角に誰でも気楽に演奏や歌を発表できるステージを設けるつもり。ヤマハにも運営のアイデアをもらう。
 杉本知事は「県民が音楽を楽しむ裾野を広げたい。楽器を楽しむにはお金が掛かるが、そこを支援していく。地域のホールの人材育成もしたい。アーティストが育つようなすてきなまちにしていきたい」と展望した。
 同社は〇九(平成二十一)年から、全国で約五十件の音楽によるまちづくり活動を後押ししているが、都道府県との連携は初めて。今回は福井県からの依頼に応えた協定だという。押木社長は「県全体の活動に参加させてもらえ、とても光栄。今までのノウハウを生かしていきたい」と話していた。 (尾嶋隆宏)

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