「気性が荒い」秀吉、「陰気な目」家康 17世紀、イタリアの本に記述

2021年2月23日 05時00分 (2月23日 19時37分更新) 会員限定
「Taicosama(太閤様)」と紹介された豊臣秀吉の肖像画=国際日本文化研究センター所蔵の「著名武将列伝」から

「Taicosama(太閤様)」と紹介された豊臣秀吉の肖像画=国際日本文化研究センター所蔵の「著名武将列伝」から

  • 「Taicosama(太閤様)」と紹介された豊臣秀吉の肖像画=国際日本文化研究センター所蔵の「著名武将列伝」から
  • 「Daifusama(内府様)」と紹介された徳川家康の肖像画=国際日本文化研究センター所蔵の「著名武将列伝」から
 豊臣秀吉は「気性が荒い」、徳川家康は「恰幅(かっぷく)が良く陰気な目」−。1683年にイタリアで出版された本に、日本の天下人2人の人物像や肖像画が記載されていることが、国際日本文化研究センター(日文研、京都市)のフレデリック・クレインス教授らの調査で分かった。江戸時代の鎖国以降も西欧で日本への関心が高かったことを示す重要な史料という。
 本は、ナポリの弁護士で文筆家のロレンツォ・クラッソが、十六〜十七世紀に活躍した世界の武将約百人の事績をまとめた「著名武将列伝」。クレインス教授が京都市内の古書店から入手した。
 同書は秀吉を「Taicosama(太閤様)」と紹介し「体は小さいが丈夫で気性が荒い」と記述。おい秀次の粛清やキリシタンの迫害から、恐怖政治を敷いた古代ローマ皇帝になぞらえ「日本のティベリウス」と評した。
 家康は「Daifusama(内府様)」で「恰幅の良い中背で陰気な目をしている」とし、秀吉の死の際には「顔で悲しみ、心の内では笑いが止まらなかった」と記した。二人の肖像画は帽子をかぶった西洋人風で、イタリアの画家が想像で描いたとみられる。
 クレインス教授によると、戦国期、日本に滞在...

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