施設内感染を防げ 静岡市、病院協力得て実地研修

2021年2月23日 05時00分 (2月23日 05時03分更新)
高齢者施設で感染対策を確認する県立こども病院の荘司貴代医師(左から2人目)=静岡市葵区で

高齢者施設で感染対策を確認する県立こども病院の荘司貴代医師(左から2人目)=静岡市葵区で

  • 高齢者施設で感染対策を確認する県立こども病院の荘司貴代医師(左から2人目)=静岡市葵区で
 高齢者施設での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、静岡市は市内の病院の協力を得て、市内十二の高齢者施設で三月十六日まで実地研修をしている。感染症の専門家から指導を受けることで、施設ごとに応じた対策につなげる。 (谷口武)
 二十二日には葵区の介護老人保健施設「こみに」に、県立こども病院(同区)から総合診療科の荘司貴代医師ら二人が訪問。職員や入所者に感染者が出た場合に備え、昨夏には部署や職種ごとの対応マニュアルを設けた。
 約二時間の研修では、荘司医師らが施設を回りながら感染対策の状況を確認。荘司医師によると、入所者のベッド間を必要以上に区分けするなど、感染への恐怖心から過剰な対策も見られたという。不要なついたての撤去や、マニュアルの簡素化などを助言した。
 研修後、東茂樹施設長は「負担が軽くなり、身体的にも精神的にもほっとした。もし感染者が出ても、落ち着いて対応できると思う」。荘司医師は「感染者が出る前に、施設とコミュニケーションを取れたのは成果があった」と振り返った。
 市によると、市内ではこれまで四カ所の高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生している。

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