「寄り添う医師」夢つかむ 昨年、能登高卒業 牧さん医学部合格

2021年2月23日 05時00分 (2月23日 11時21分更新)
「地域に寄り添う医師を目指したい」と合格の喜びを恩師に語る牧和音さん(左)=能登高で

「地域に寄り添う医師を目指したい」と合格の喜びを恩師に語る牧和音さん(左)=能登高で

  • 「地域に寄り添う医師を目指したい」と合格の喜びを恩師に語る牧和音さん(左)=能登高で

予備校で猛勉強「苦手の数学 得意になった」

 能登高校(能登町)を昨年卒業した牧和音(かずね)さん(19)=同町鵜川出身=が、地域医療の担い手を育成する自治医科大(栃木県下野市)医学部に今年の入試で合格した。同校から医学部への合格は初。高校時代はソフトテニス部員として、ダブルスで県大会や北信越大会で優勝するなど文武両道で活躍した。二十二日、同校を訪れ「将来は地域に寄り添う医師になりたい」と恩師らに喜びを報告した。 (加藤豊大)
 高校一年の時、担任の教員にすすめられ医師を志した。「地域医療を調べたら、医師や病院の不足が分かった。医療が満足に受けられず困る人を助けたいと思った」と振り返る。
 高校三年だった昨年の受験では、金沢大医学類を目指したが、センター試験(当時)の得点が不足し、受験できなかった。卒業後は金沢市の予備校に通い、一日十一時間の猛勉強。「特に苦手だった数学が得意になった」と合格をつかんだ。
 スポーツでも、小学一年からソフトテニスを続け、地元で有名な強豪に成長。「テニスを通じて学んだ、毎日こつこつ基本や基礎をしっかり努力することが受験にも生きた」と語る。
 大学で六年間学び、医師となったあかつきには、県内の医師不足エリアで少なくとも九年間勤務する。「高齢者も多い地域で、病気だけでなく生活全般の相談も受けられる身近な医師を目指す」と語った。
 自治医科大は、へき地の医療を担う人材を育てようと、一九七二年に全国の都道府県が共同で設立。今年の入試では、県内から牧さんを含め三人が合格した。

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