小中耐震などに100億円 富山市当初予算案 市長選控え骨格

2021年2月23日 05時00分 (2月23日 11時08分更新)

コロナ対策50事業に10億円

 富山市は二十二日、二〇二一年度当初予算案を発表した。一般会計は四月に市長選を控えるため、必要最小限度の経費を計上する骨格予算となった。ただ、小中学校の耐震化や中規模ホールの整備などに約百億円を充てたため前年度比で4・3%増え、予算規模は合併初年度で合併前の精算分を含んだ〇五年度を除いて過去最大となった。 (長森謙介)
 最後の当初予算編成となった森雅志市長は「手掛けてきて、到達度が整うものには意識的に拡充するなどした。また四、五月を無駄にできないという事情も大きい」と話した。
 小中学校の耐震化は新年度末までに全ての校舎で実施される。他に大規模災害のあった全国の自治体に対し、支援物資の供給や職員の派遣などの初動対応を実施するための事業費を新規で一千万円盛り込んだ。
 新型コロナウイルス対策は、国の臨時交付金を活用して二、三月の補正予算で対応し、当初予算では五十事業で約十億二千七百三十万円を計上。内訳は、感染防止のため電子回覧板などの機能を持つアプリ導入の実証実験や、自宅にエアコンがない高齢者のみの世帯などが換気のため新たにエアコンを設置した際に、費用の一部を補助する事業などを盛った。
 歳入は、コロナの影響で市税が前年度比7・2%減。自主財源の落ち込みを補うため、財政調整基金を取り崩すなどし、繰入金は同二・一倍の三十二億九千二百七十四万円となった。
 ◇その他の主な事業 統合校の新設事業費(37億1395万円)▽部活指導員配置事業費(398万円)▽ひとり親家庭奨学資金貸付事業費(337万円)▽特定不妊治療費助成事業費(1億6849万円)▽産後ケア応援室事業費(17万円)▽防災拠点機能充実強化事業費(7829万円)▽歩きたくなるまちなかのあり方検討事業費(1014万円)▽市民向けゴールドパス導入事業費(498万円)▽データサイエンティスト育成(2000万円)

関連キーワード

PR情報