<学ぼう!ワクチン 新型コロナと闘う> (上)なんで打つの?

2021年2月23日 05時00分 (2月24日 09時35分更新) 会員限定
医療従事者を対象に接種が始まった新型コロナウイルスのワクチン=19日、名古屋市中区の名古屋医療センターで

医療従事者を対象に接種が始まった新型コロナウイルスのワクチン=19日、名古屋市中区の名古屋医療センターで

  • 医療従事者を対象に接種が始まった新型コロナウイルスのワクチン=19日、名古屋市中区の名古屋医療センターで
 医療従事者を対象に十七日から接種が始まった新型コロナウイルス感染症のワクチン。四月以降は高齢者らへの接種も始まるが「打つ」「打たない」は自分で決めないといけない。判断するには、仕組みや効果、安全性についてしっかり理解することが必要だ。そこで「今さら聞けない」といった内容も含め、全三回で解説するのが、この連載。初回のテーマは「そもそもワクチンって何?」。 (植木創太)
 「ワクチンは何のために打つのか」。答えは「免疫を付けるため」だ。
 免疫とは、細菌やウイルスといった病原体を取り除こうと働く防衛機能。日本ワクチン学会理事で、藤田医科大教授の吉川哲史さん(59)によると、大きく分けてもとから体に備わっている自然免疫と、獲得免疫の二つがある。
 病原体が体内に入ると、まず働くのは自然免疫。病原体を食べたり分解したりする。続いて活躍するのが獲得免疫だ。自然免疫を担う細胞から受け取った情報を基に、病原体を見分け、武器となる「抗体」をつくったり、感染した細胞を殺すリンパ球をこしらえて戦ったりする。次に入ってきたときに素早く攻撃できるよう、病原体の特徴を覚えておく機能もある。
 病原体や、その一部を体内...

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