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「嫁」という呼び方は2021年に適切なのか 茂木健一郎さんの意見「近年、よしもとの芸人さんが…」

2021年2月22日 20時15分

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茂木健一郎さん

茂木健一郎さん

 脳科学者の茂木健一郎さん(58)が22日、自身のブログを更新。俳優の松山ケンイチ(35)が、出演したテレビ番組で妻で女優の小雪(44)を「嫁」と表現したことに多くの意見が挙がっていることについて、「『嫁』という呼び方」と題して持論を展開した。
 茂木さんは「まず大前提として、それぞれの地域やコミュニティの文脈でそれぞれの文化があるのはいい」とした上で、「近年、よしもとの芸人さんがテレビなどで露出が多くなったことで、全国的な影響を及ぼしてきたという事実があって、その中でさまざまな事象が生じている。『嫁』という呼び方が広まる上で上の事象は一定の影響力があったという印象をぼくは持っている」と関西の芸人の影響があったと指摘した。
 さらに「いただいたツイートを見ていると、関西でも『嫁』とは言わないという人もいるし、他の地方でも『嫁』という言い方をするという人もいる。また、この言い方に抵抗がないという人もいれば、強い違和感があるという人もいる」と続け、「多様性は大切だけど、だからこそ、テレビを中心とするメディアでよしもと的笑いの影響力が強すぎた(強すぎる)という印象を持っている。結果としてモノカルチャーに近づいてしまったという認識である」と述べた。
 関西にもさまざまなお笑い文化があるとし、「影響力が大きいからこそ、よしもとの中での笑いの多様性もかけがえがないと思いたい。将来、よしもとの中からも批評的コメディや社会派コメディがさらに育ってくることを願っています。もちろん他のところからも」とつづった。
 最後は「『嫁』という呼び方をめぐる議論は、こういうさまざまなことにつながっているとぼくは認識している」と締めた。
 松山が16日放送のテレビ番組で「嫁に髪の毛を切ってもらっている」などと話したことに対し、「嫁」の表現がネット上などで賛否を呼んでいた。
 茂木さんはこの日、ブログに先駆けて更新したツイッターで、「『嫁』という言葉、東京近辺ではあまり使わなかったけれど、おそらく一部の関西の芸人さんの影響などで最近東京の若者とかも使っている。ぼくは別に言葉狩りをしようとは思わないけど、正直、苦手で嫌いな表現です。関西芸人文化がストリート的に認識されていることが遠因か。文化の多様性から疑問です」とつぶやいていた。

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