東京バレエ団、「ジゼル」上演へ 斎藤芸術監督「運命の作品」

2021年2月22日 16時00分 (2月22日 16時00分更新) 会員限定
東京バレエ団の「ジゼル」公演について話す芸術監督の斎藤友佳理さん=東京都目黒区で

東京バレエ団の「ジゼル」公演について話す芸術監督の斎藤友佳理さん=東京都目黒区で

  • 東京バレエ団の「ジゼル」公演について話す芸術監督の斎藤友佳理さん=東京都目黒区で
 東京バレエ団が今月末、ロマンチック・バレエの名作で、斎藤友佳理芸術監督が現役時代にヒロインを当たり役とした「ジゼル」を上演する。コロナ禍で海外から指導者らを呼べない中でも、可能な作品として白羽の矢を立てた。「本来は他の演目で経験を積んだ上で、数年後にやりたかった」と話す斎藤さんだが、くしくも今年は同作の初演百八十年の節目。「運命というか、私にはやっぱりこの作品なんだと感じた」と指導に熱を入れている。
 「ジゼル」は、第一幕でヒロインの村娘ジゼルが愛を誓い合った男性に裏切られ、正気を失って息絶える。第二幕では、ジゼルが男性を呪い殺す亡霊ウィリとなるが、愛を貫いて男性を他の亡霊たちから守り、消えていく。現実と神秘的な世界の対比が鮮やかだ。
 「最も多く踊った作品」という斎藤さんの思い入れは強い。ボリショイ・バレエのプリンシパルだった夫のニコライ・フョードロフさんと初めて共演し、師匠のマリーナ・セミョーノワさん、エカテリーナ・マクシーモワさんとの出会いのきっかけにも。一九九六年に舞台で大けがを負い、再起不能とも言われたが、九八年に見事に復帰。その際に舞ったのもジゼルだった。「本当に大切な作品で...

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