穴水やっぱり カキざんまい  

2021年2月22日 05時00分 (2月22日 05時02分更新)
殻付きのカキが詰まった箱をドライブスルー形式で手渡す生産者=穴水町川島のあすなろ広場で

殻付きのカキが詰まった箱をドライブスルー形式で手渡す生産者=穴水町川島のあすなろ広場で

  • 殻付きのカキが詰まった箱をドライブスルー形式で手渡す生産者=穴水町川島のあすなろ広場で
  • 出来たての味を提供する穴水ロケットのメンバーら=のと鉄道穴水駅前で

県漁協支所 殻付きをドライブスルーで

 毎年2月にある穴水町の一大イベント「雪中ジャンボかきまつり」が、新型コロナウイルスの影響で中止になったことを受け、町内2カ所で21日、特産品のカキをPRする催しが開かれた。コロナ禍でも工夫し、カキに代表される町の食文化を発信した。(森本尚平)
 同町川島のあすなろ広場では、町のカキ生産業者でつくる県漁業協同組合穴水支所かき部会が、地元で水揚げされたばかりの新鮮なカキをドライブスルー形式で販売した。
 午前十一時の販売開始前から七十台ほどの車が並び、来場客らは車に乗ったまま、カキが入った箱を受け取った。
 殻付きカキを通常三キロで三千二百四十円のところを二千五百円で販売。購入者にはカキのむき身や県のブランド貝「能登とり貝」もサービスした。
 雪中ジャンボかきまつりの中止を受け、「三密」を回避できる形で同部会が企画。斎藤義己さん(40)や河端譲さん(47)、加藤誠也さん(33)ら若手が中心となって準備を進めた。事前告知はせず当日の新聞折り込みチラシなどでの周知にとどめたが、計七百五十キロ以上を販売した。
 斎藤さんは「小規模でも近場の人に穴水のカキを買ってもらえないかと初めて企画した。今後のためにもいい経験になった」と話す。生産者と消費者が直接つながるきっかけにもなり「穴水のカキは春ごろが一番おいしい。今回を機にもっと伝えていければ」と力を込めた。

穴水ロケット 駅前で弁当販売


 のと鉄道穴水駅前では、地元の食文化を発信する団体「穴水ロケット」が、かきフライやかき飯、かき鍋をその場で調理しテークアウトで販売した。
 団体ののぼり旗が飾られた駅前には、午前11時の販売開始前から50人以上が列をつくった。揚げたてのかきフライの香ばしい匂いが広がり、多くの人がカキを使った穴水の味を買い求めた。
 感染対策にも力を入れ、同町川島の「穴水あおば薬局」代表で薬剤師の原将充さん(46)がボランティアで立ち会った。検温や消毒などの徹底のほか、1メートル以上の間隔を空けて並ぶよう協力を呼び掛けていた。
 それぞれ500円のワンコインで提供し、計1000食以上を売り上げた。団体は1月下旬から毎週平日に駅前でワンコインの弁当を販売し、これまでに4000食を提供するなど好評だ。
 団体の新出洋代表(44)は「安全に安心して穴水の食を提供したい。町外の自治体や団体からもお誘いをいただき影響力も増してきた」と語る。町外の客も訪れ「コロナが落ち着いたらまた店にぜひ来てほしい。今後も催しを第2、第3弾と企画して盛り上げていきたい」と意気込んだ。

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