中能登出身 遊学館高の若狭選手 箱根目指し創価大へ

2021年2月22日 05時00分 (2月22日 05時02分更新)
春から創価大に進学し、箱根駅伝を目指す遊学館高の若狭凜太郎選手=七尾市城山陸上競技場で

春から創価大に進学し、箱根駅伝を目指す遊学館高の若狭凜太郎選手=七尾市城山陸上競技場で

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強豪で挑戦「走りで地元に元気」


 金沢市の遊学館高校駅伝競走部三年の若狭凜太郎(りんたろう)選手が、今年の東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で往路優勝した創価大(東京都)に今春、進学する。中能登町出身の十八歳は、能登で陸上の楽しさを知り、金沢でその厳しさを味わってきた。憧れの箱根を目指し、誓う。「能登は陸上を始めた原点。地元を元気づけられるような活躍をしたい」(稲垣達成)
 全国から集まる実力者との熾烈(しれつ)な競争が始まる。慣れ親しんだ県内を離れ、都会生活もスタートするが、不安はみじんもない。「楽しみばかり。近くに強い人がいると、高められる。リフレッシュして頑張りたい」。高ぶる気持ちを抑え、淡々と語った。
 小学生の頃に始めた陸上。その基礎は能登で磨いた。中能登中学校で「チーム一」の力を付け、三年時に全国都道府県対抗駅伝に県代表として出場。チーム最高の区間十八位を記録し、走る喜びをかみしめた。「もっと頑張ろうと思えた」。県内屈指の実力を誇る遊学館高に進んだ。
 だが、レベルは一段高くなり、結果が残せない悔しさを味わった。けがで走れない時期もあった。でも前を向いた。身近な先輩の背を追い、スマートフォンで全国レベルの選手の動画を何度も見返し、自身を鼓舞した。
 転機は、新型コロナウイルス感染拡大が続いた昨年四月。寮生活を送る金沢市から中能登町の実家へ帰省した。交通量の少ない農道、田んぼ道を一人黙々と走った。「能登は何もないけど、それがいい。金沢にはない環境が、能登にある」。気分転換になった。
 その後、夏にあった記録会。3000メートルで8分22秒と自己ベストを17秒更新。遊学館で歴代二位の好記録だった。「うれしかった。びっくりし過ぎて、寝られなかった」
 能登、金沢で培った力を武器に上京する。今年の箱根駅伝で過去最高の総合二位となり、注目を集める創価大での目標は明確だ。個人の記録更新、箱根でのたすきリレーを実現させる。「石川にいる後輩の手本になりたい。励みになるような走りをする」

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