富山空港に検疫探知犬 「モナ号」水際対策を強化 

2021年2月22日 05時00分 (2月22日 05時02分更新)
スーツケースに入ったオレンジを発見する検疫探知犬のモナ号=富山市秋ケ島の富山空港で

スーツケースに入ったオレンジを発見する検疫探知犬のモナ号=富山市秋ケ島の富山空港で

  • スーツケースに入ったオレンジを発見する検疫探知犬のモナ号=富山市秋ケ島の富山空港で
 海外で流行するアフリカ豚熱などの家畜伝染病の国内侵入防止を図るため、農林水産省動物検疫所は、富山空港(富山市秋ケ島)に動植物検疫探知犬の「モナ号」を配備した。病原体が付着し、感染源の恐れとなる肉類や果物などのチェック体制を向上させ、水際対策の強化を図る。 
 富山空港では初めて導入された動植物検疫探知犬のモナは一歳の雌のビーグル犬。九カ月間訓練を積み、昨年十二月に着任した。新型コロナウイルスの影響で、富山空港では国際線の運航が休止されている。実際に探知活動はしていないが、訓練は継続している。
 モナの任務は、国際線の利用者が持ち込む荷物のチェック。肉類や果実などをかぎ分け、においを見つけたらお座りして知らせ、検査官が荷物を調べる。
 十九日には富山空港でお披露目式があり、モナが検査を実演した。モナは探知犬を指導する「ハンドラー」と呼ばれる職員とともに五つのスーツケースのうち一つに隠されたオレンジのにおいを感知し、ハンドラーに知らせた。
 農水省動物検疫所中部空港支所の浅井雅俊次長は「検査の精度向上を期待している。モナの力を借りて、水際検疫の強化を図っていきたい」と語った。
 検疫探知犬は二〇〇五年に成田空港に初めて導入された。同支所によると、現在は全国の十八カ所に百五頭が配備されており、二一年度末には百四十頭まで増やす方針。(酒井翔平)

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