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第226回 「沈没家族」の母と子

2017年9月27日 14時23分 (5月27日 04時35分更新)
 「沈没家族」というドキュメンタリー映画を見ました。若手映画作家の登竜門・ぴあフィルムフェスティバル2017の入賞作品です。
 私は、福島の子たちを八丈島に招く「福八夏休みキャンププロジェクト」のお手伝いなどで毎年、八丈島に出掛けるのですが、地元のボランティアスタッフの一人に、加納穂子さんという、とても元気な女性がいます。その穂子さんの長男・土さん(武蔵大学4年)が、風変わりな大人たちに囲まれて育った幼少期をテーマに、家族の意味を問いかけたのが、この「沈没家族」。映像系のゼミの卒業制作でした。

一緒に子育てしませんか

上映会で挨拶する監督の加納土さん

 東京の専門学校に通っていた穂子さんは、付き合っていた男性・山さんとの間に、土さんを生みました。しかし、山さんと仲が悪くなり、シングルマザーに。それでも穂子さんは専門学校に通うことをあきらめず、保育を手伝ってくれる人を募りました。新宿駅前で「一緒に子育てしませんか」とビラを配ったのです。独身男性や幼い子をかかえた母親など10人ほどのメンバーが集まり、毎月の会議で保育の担当日を決めて、狭いアパートでの共同保育が行われました。アパートの数部屋を借りた共同生活にも発展していきました...

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