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COCOA開発94%再委託 規定超過、不具合の原因把握難航

2021年2月20日 05時03分 (2月20日 13時14分更新)
 新型コロナウイルス陽性者との接触を知らせるアプリ「COCOA(ココア)」の開発で、厚生労働省の委託先の企業が別の三社に、契約金額の94%で事業を再委託していたことが分かった。同省は再委託比率を「原則二分の一未満」とする規定を設けているが、それを大きく超える比率で認めていた。ココアは不具合が続発。同省の調査や監督が及ぶ元請け企業の役割が小さく、原因把握が難航している。
 厚労省の資料によると、同省はココアの開発業務を三億九千万円でパーソルプロセス&テクノロジー(東京)に随意契約で委託している。同社は日本マイクロソフト(同)など三社に計三億六千八百万円で再委託し、さらに二社に再々委託もされている。
 パーソルは感染者情報を共有するシステム「HER−SYS(ハーシス)」の委託先でもあり、その業務と連携するためココアも受注。ハーシスでも再委託比率は契約金額の93%に上り、ココアと同様に再委託先の企業が事業の大半を担う構図となっている。
 業務の大半が再委託されると、事業の責任が曖昧になるほか、役所の監督が及びにくくなるなどの懸念があるため、厚労省は再委託比率が50%を超えることを原則禁止している。...

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