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巨人の最も危険な“新戦力”…井端氏「桑田さんの存在」勝ち方熟知した桑田イズムの習得で投手陣激変の可能性

2021年2月20日 11時25分

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ブルペンで畠(左)と話す巨人・桑田コーチ

ブルペンで畠(左)と話す巨人・桑田コーチ

◇井端レーダー セ他球団の戦力分析
 侍ジャパンの内野守備走塁コーチとして、全キャンプ地を視察した井端弘和さん(45)=強化本部編成戦略担当兼務が、セ・リーグ5球団の新戦力を見極める「井端レーダー」。第4回は巨人の桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)だ。
 宮崎キャンプを視察したときに、テレビの仕事で桑田さんと対談しました。反響を呼んだ「135球完投論」についても聞きましたが、僕のレーダーが反応したのは「巨人の投手に足りないものは?」という質問に対する答えです。
 桑田さんいわく「コントロール」だと。速さを増すには限界があるが、コントロールは磨ける。その話の流れから、僕は現役時代にはなかなか聞けなかった疑問をついに確かめました。「あれ? 今年はなんか違う。タイミングが取りにくいぞ」と思うシーズンがありました。答えはやはりというか、さすがというか…。「わかった?」とニヤリと笑って真相を教えてくれました。
 ちょっと投げ方を変えるだけで、打者のタイミングはずらせる。手を少しだけ先に動かす。足を着けてからわずかに遅らせる…。コンマ数秒でしょうが、毎年、フォームに微妙な変化をつけていたそうです。僕たち打者は投手とタイミングを合わせようと工夫します。投手は打者にいかに気持ちよく振らせないか。単調な投手は怖くない。元気がなくなると打てますから。150キロ出ても打たれる投手がいて、140キロしか出なくても抑える投手がいるのはこういう「コツ」を知っているかどうかなんです。
 勝ち方を熟知した桑田イズムを、取り入れようとする投手はいるはずです。1つ習得するだけでも、激変する可能性はあります。菅野が残留した。山口が復帰するかも…。こうしたエース級に目が行きがちですが、他の投手が底上げされると本当に手ごわい。そういう意味で、桑田さんの存在こそが新戦力であり、危険度は星5つです。
 僕も知恵を絞り、工夫を重ねてきた自負がありますが、現役時代の対戦成績は31打数8安打(打率2割5分8厘)。6四死球を選んではいますが、やはり難敵であり、勝負を楽しめた投手でした。(本紙評論家)

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