天竜スギで板倉造り 浜北・住宅会社がユニットハウス販売

2021年2月20日 05時00分 (2月20日 05時03分更新)
天竜スギをふんだんに使ったユニットハウス「とみくら」=浜松市浜北区宮口で

天竜スギをふんだんに使ったユニットハウス「とみくら」=浜松市浜北区宮口で

  • 天竜スギをふんだんに使ったユニットハウス「とみくら」=浜松市浜北区宮口で
  • 太田富治郎代表
 北遠地域を元気にしようと浜松市浜北区宮口の住宅会社「丸富建綜」(太田富次郎代表)が今月上旬、天竜スギの間伐材を使った平屋のユニットハウス「とみくら」の販売を始めた。同社によると、既に複数の引き合いがあるといい、ゆくゆくはキットも販売して森林資源の有効活用につなげたい考えだ。
 丸富建綜は、一九九六年から神社や穀物倉庫を造る、日本古来の優れた木造建築技術「板倉造り」の住宅を建築。その一方、伐採した天竜スギの利用方法を検討していた。
 とみくらは昨年、新型コロナウイルスの影響で住宅注文が減る中、不要不急の外出自粛で我慢を強いられている人が「癒やしの時間、自分の時間、孤独を楽しむ時間を求めているのでは」と太田代表が発案。それまでの経験を生かし、伝統工法の柱の間に板を落とす板倉造りのユニットハウスを設計、モデルルームも同社庭先に設置した。
 規格は、建築確認申請が不要な四・五畳と六畳タイプ。内装はすべて天竜スギで仕上げ、一年中快適な住居としても利用できる。施工期間は木材はすべて工場加工のため基礎工事を含めて約二週間。窓やドアは基本サッシだが、住宅建築が本業だけにソーラー発電やステンドグラスなど各種オプションも用意している。
 太田富次郎代表(63)は「価格は軽自動車一台分に抑えた。日本の風土に合った建築技法で、肌触りが良く、思わず寝転んでみたくなる自然素材のユニットハウスを一度見てほしい」と話している。価格は四・五畳が百四十八万五千円、六畳は百九十二万五千円。(問)同社=053(582)2925 (伊藤一樹)

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