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ホンダ鈴鹿の最速154キロ剛腕・八木「球速は上の方。157、8キロを目標」中日スカウト「150キロを簡単に出す」【ドラフト連載】

2021年2月20日 06時00分

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最速154キロの快速球を誇るホンダ鈴鹿の八木玲於投手(ホンダ鈴鹿提供)

最速154キロの快速球を誇るホンダ鈴鹿の八木玲於投手(ホンダ鈴鹿提供)

◇中部地区ドラフト候補連載「中部から飛び出せ」社会人編 ホンダ鈴鹿・八木玲於投手
 デビューは衝撃的だった。昨年9月の都市対抗野球東海地区2次予選。初戦・ヤマハ戦で1点差に詰め寄られた9回にマウンドに上がったホンダ鈴鹿(三重)の新人、八木玲於(れお)投手(22)=天理大=は、初球にいきなり自己最速を1キロ更新する154キロを計測。次も152キロをマークし、わずか2球で火消し役を果たした。
 「自分はメンタルが弱くて…。でも、大事な場面で使ってもらい、自信になった」。同予選は3試合に抑え役として登板し、いずれも無失点。本大会出場に大きく貢献した。東京ドームでも154キロをマークしたものの、痛打された場面もあり、「迷惑をかけてしまったので、今年は全国で勝てる投手になりたい」と反省を生かす考えだ。
 球速が示すとおり、最大の持ち味は直球。「マウンドでは人が変わる」という馬力型の強気な投球で打者を押さえ込む。ただ、ドラフト解禁の2年目は、一皮むけた姿を披露する。「去年は直球が9割の投球だった。思い切りの良さは自分の良さだけど、制御できていない。今年は変化球も使っていきたい」。丸井健太郎監督(43)からは「大事な場面で投げてもらう」と伝えられていることから、先発も含めて準備を進めていく。
 本格的に投手を始めたのは敦賀高(福井)入学後。中学までは軟式野球部の外野手だった。肩の強さには自信があったため、投手用のグラブを買って入学。「監督から『持っているなら、やってみるか』と言われて」。きっかけはあっさりしたものだったが、1年秋に背番号1を付けると、最速140キロキロ台前半の評判の投手に成長した。
 進学した天理大では、ひたすら投げ込みで鍛えた。阪神大学リーグ通算16勝。当時も注目されたが、プロ志望届提出は見送った。「自信がなく、出しても指名されないと思った」というが、今は「練習の成果を出せれば行けると思う」と胸を張って言える。
 中日・清水スカウトは「長いイニングに対応できるか、今後見ていかないといけないけど、150キロを簡単に出すし、腕も振れる」と能力を認める。「球速はアマでは上の方だと思うので、もう少し上げて157、8キロを目標にしたい」と八木。自慢の武器でチームを勝利に導き、秋には自身の夢をつかみたい。(終わり)
 ▼八木玲於(やぎ・れお) 1998(平成10)年3月16日生まれ、福井県敦賀市出身の22歳。177センチ、85キロ、右投げ右打ち。咸新小1年の時に東郷マイティボーイズで野球を始めた。角鹿中では軟式野球部に所属。敦賀高では1年秋に背番号1を付け、3年春に県4強。天理大では1年秋から阪神大学リーグ戦に登板し、3年春にベストナイン。通算16勝4敗。昨年、ホンダ鈴鹿に入社し、都市対抗予選で3試合、本大会で2試合に登板した。

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