<メディアと世界> 豪ニュース使用料、巨大ITに温度差

2021年2月19日 05時00分 (2月19日 05時01分更新) 会員限定
 ニュース記事の使用料支払いを義務づけるオーストラリア政府の規制案を巡り、米巨大IT企業の対応が割れている。フェイスブック(FB)は18日、豪州でニュース記事の共有や閲覧を制限した。これに対し、グーグルは豪州メディアと個別に交渉し、記事に対価を支払う契約を相次いで結んでいる。 (ワシントン・白石亘)
 「実態を無視した法律を守るか、それとも記事の提供をやめるか、厳しい選択を迫られた。心は重いが、後者を選ぶ」。FBの声明によると、豪州のメディアがFBに記事を投稿したり、利用者が記事を閲覧したりできないようにした。
 豪州では、ネットに掲載する記事の使用料を巡り、FBとグーグルに報道機関との交渉を義務づける法案の審議が大詰めを迎えた。交渉で合意できなければ、法的拘束力のある仲裁で使用料を決める世界初の規制で、近く成立する見込み。
 豪州のオンライン広告市場で八割のシェアを握る両社は、報道機関の記事に「タダ乗り」し、広告収入を奪ったと批判されており、政府が介入した形。FBは強硬策に打って出て、支払いを拒む姿勢を鮮明にした。
 一方、豪州での検索サービス撤退を警告してきたグーグルはここに来て、報道機関...

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