【富山】床に広がる抗ウイルス材 大建工業

2021年2月19日 05時00分 (2月19日 09時59分更新)
抗ウイルス機能を備えた床材(大建工業提供)

抗ウイルス機能を備えた床材(大建工業提供)

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ドアレバー、手すり好調 展開加速

 建材メーカーの大建工業(本店・富山県南砺市)が、独自の抗ウイルス機能「ビオタスク」の製品展開を加速させる。新型コロナウイルスの感染拡大を背景にドアレバーや階段の手すりなどの売り上げが好調に推移しており、三月には床材へと用途を拡大する。 (中平雄大)
 ビオタスクは、抗ウイルス剤を添加した塗料で製品に付着したウイルスを消滅させる技術で、二十四時間後には99%以上減少する。二〇〇九年の新型インフルエンザの流行を機に開発を進め、一二年から高齢者施設向け製品を中心に販売してきた。
 コロナ禍の昨夏以降は一般住宅への提案を強化し、ドアのレバーハンドルや錠部分、階段の手すり代わりになる笠木部分と製品の種類を充実。ホームページにビオタスク製品に特化したカタログを公開した。
 住宅着工戸数が低調な中でも売上高を伸ばしており、二〇年四月〜二一年一月は前年同期比で手すりが32%増、ドアの取っ手が24%増となっている。
 床に落ちた飛沫(ひまつ)からの感染を防ぐため、三月二十二日には初の床材「おもいやりフロア4(ローマ数字の4)−VS」を発売する。一般的な木質床材より滑りにくく、車いすを使用しても傷付きにくい機能も付加。重症化リスクの高い高齢者が暮らす住宅や施設向けに提案を強化し、二一年度に年間六千万円の販売目標を掲げる。
 担当者は「抗ウイルス機能は市場ニーズが高く、他社との競争も激化している。今後も品ぞろえを急ピッチで増やしていく」と話している。

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