DV相談過去最多、民間団体が提言 被害者支援の見直しを

2021年2月19日 05時00分 (2月19日 05時00分更新) 会員限定
 ドメスティックバイオレンス(DV)被害者を支援する民間団体の全国組織、NPO法人全国女性シェルターネット(東京)が、被害者らの声を集め、支援のあり方を抜本的に見直すよう関係機関に提言した。DV被害は深刻で、全国の配偶者暴力相談支援センターへの相談は二〇一九年度、十一万九千二百七十六件と過去最多に。支援の強化・拡充が求められる中、目指すべき支援のあり方とは。 (小林由比)
 「シェルター(避難所)を出て、夫の生活圏から離れ、知らない土地で仕事を始めなければならないのに、(子どもをスムーズに)保育園に預けられず、一時預かりを利用しなくてはならなかった」「なんとか住宅を確保し、新しい生活を始められたのに、相手に居場所が見つかり、再度シェルターに引っ越し。資金繰りに本当に困った」−。
 シェルターネットが昨秋実施したDV被害者や支援者百七十三人へのアンケートには、被害者にのしかかる精神的、経済的な負担を訴える声が多く寄せられた。共同代表の北仲千里さんは「全てを置いて家を出る苦労はとても大きい。そもそも被害を受けた側が仕事や子どもの学校など生活を断ち切られ、逃げ回るのはおかしい」と指摘する。
 被害...

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