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1席・河畑さん「うましね」 山代温泉が選ぶ「今年のにほんご」

2021年2月18日 05時00分 (2月18日 05時03分更新)
一般の部1席の「うましね(美稲)」を発表する関係者=加賀市山代温泉で

一般の部1席の「うましね(美稲)」を発表する関係者=加賀市山代温泉で

万葉集、校歌に登場「この地の恵み表現」 

 加賀市と山代温泉観光協会が主催する「今年のにほんごコンテスト2021」の選考結果が、同市山代温泉の薬王院温泉寺で発表された。一般の部の一席に河畑孝夫さん(同市山代温泉)の「うましね(美稲)」が選ばれた。 (小室亜希子)
 「うましね」は万葉集に登場する言葉で、「おいしいお米」との意味。山代小学校の校歌の出だしで「うましね実る 江沼野の」と歌われている。河畑さんは「この土地が地の恵みによって栄えてきた歴史が象徴的に表現されている」と選んだ理由を説明した。
 選考委員長の山口謠司(ようじ)・大東文化大教授は「金色の稲穂が広がる秋の光景が目に浮かぶ。日本の原風景を示す言葉として、後世に受け継がれてほしい」と講評した。
 中学生以下の部の一席は酒向(さかむかい)律希さん(岐阜県川辺町)の「うまずたゆまず」。「飽きたり、怠けたりせず」との意味で、酒向さんは「何ごとも頑張る友達を見て勇気をもらえたし、誰にとっても大切なことだと思う。今年も努力を怠らずに頑張りたい」と決意を込めた。
 コンテストは薬王院温泉寺の初代住職・明覚(みょうかく)上人が五十音配列の基礎をつくったことにちなみ、大切な日本語を募集し今回で四回目。過去最多の計二千四百二十六点の応募があった。観光協会が五月十日を「五十音図・にほんごの日」として登録するよう日本記念日協会に申請していたが、このほど申請が認められたため、次回コンテストはこの日に合わせて行う。
 ◇2席以下の入賞者は次の皆さん(市関係分、特別賞は除く) 【一般】▽3席 「末広がり」前川圭子【中学生以下】▽2席 「湯の曲輪」中村椎華、「うまそな子や」谷口依吹▽3席 「雲外蒼天」松矢侑季、「麗らか」中立芹栞、「十人十色」橋本果恋、「ついているよ」高辻羽音、「ふつう」井上恵愛 

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