【富山】主要県道 日中に除雪 先月の豪雪 渋滞踏まえ
2021年2月18日 05時00分 (2月18日 05時00分更新)
富山県は十七日、主要二県道で日中の試験的除雪を初めて行った。一月上旬の豪雪で日中に除雪が十分にされず、長時間の渋滞が発生したことを踏まえた。
一月上旬の豪雪で渋滞が起きた県道富山高岡線では、五福八区交差点−茶屋町交差点の約一・五キロで行った。除雪車計二台が一往復し、雪を道路沿いに押しのけた。県道富山高岡線付近では午後二時現在で二一センチの積雪があった。
県道富山上滝立山線でも午後四時から富山駅−南富山駅の約四キロを除雪した。
混乱を避けるため、県は除雪開始前に、県広報課のSNS(会員制交流サイト)で「除雪によって、交通への影響や出入り口をふさぐ場合があります」と注意を呼び掛けた。
県の除雪車の出動基準は原則積雪量が一〇センチを超え、さらなる降雪が予想される場合と設定。日中は交通規制で渋滞を招く恐れがあるとして、深夜から早朝にかけて作業すると定めている。一月の豪雪では、八日の日中から九日にかけて積雪量が急増したが、この基準に従って日中に本格的な作業をしなかった。
県道路課の担当者は「今回の試験的除雪の結果を検証し、今後の対応につなげていきたい」と語った。
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