農作物売り上げコロナ禍も好調 白須賀の障害者就労支援施設

2021年2月17日 05時00分 (2月17日 05時02分更新)
キクラゲやキャベツを袋詰めしていく利用者ら=湖西市白須賀のすこやかファーム湖西で

キクラゲやキャベツを袋詰めしていく利用者ら=湖西市白須賀のすこやかファーム湖西で

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 新型コロナウイルスの影響で障害者就労支援施設の多くが経営難に苦しむ中、野菜生産を手掛ける湖西市白須賀の「すこやかファーム湖西」は、巣ごもり需要を狙いつつ取り扱う品目を増やし、売り上げを伸ばしている。運営会社「すこやか」社長の鈴木健吾さん(51)=同市吉美=は「コロナ禍でも利益を上げ、快適な働き場所になるよう工夫を重ねたい」と話す。 (鈴木太郎)
 施設は二〇一三年、利用者と雇用契約を結んで賃金を支払う市内初の「就労継続支援A型事業所」として開業。周囲で生産が盛んなシイタケやキャベツから始め、畑の面積と栽培品目を徐々に増やしてきた。年中無休で、毎日の労働時間は四時間。市内や浜松市、愛知県豊橋市など近郊から利用者三十三人が交代で通い、収穫や袋詰めの作業をする。
 静岡県西部や愛知県東三河のスーパーマーケットや直売所が主な卸し先。家庭で使う食材が多いことから、新型コロナによる打撃は少なかった。苗を枯らすなど失敗もあったが、別の品目を増やすことでカバー。シイタケに比べて利益率のいいキクラゲや、貯蔵できるため長期間出荷できるサツマイモの人気が高まっているという。
 売上高は前年を上回るペースで伸び、過去最高の水準。本年度はトラクター一台も購入した。昨年にはオリーブの苗も植え、今夏にはアスパラガスやジネンジョにも挑戦する。
 「育てる野菜を決める時、利用者のアイデアも取り入れている」と鈴木さん。「利用者の技術は日々レベルアップしている。知恵を借りながら、消費者に選んでもらえるような品質のものを作り続けたい」と意欲は尽きない。職員や利用者は随時募集している。(問)すこやかファーム湖西=053(579)1137(午前九時〜午後二時十五分)

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