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宮城 耳鼻科に「ミュージシャン外来」 演奏家の難聴 早期発見 

2021年2月16日 05時00分 (2月16日 12時34分更新)
 聴力のトラブルのせいで音楽の演奏を続けることができない−。プロからアマチュアまで演奏家の悩みに応える「ミュージシャン外来」が、宮城県利府町にある仙塩利府病院に開設された。クラシック音楽でも大きな音で難聴になったり、逆に音響過敏になったりする人が少なくない。特殊な耳栓などを使って「耳を守る」治療に取り組むのが、同病院の耳科手術センター長を務める小林俊光・東北大名誉教授だ。専門家は「大音量を志向する音楽環境の変化が背景にある」と話す。

大音量での練習原因 耳栓で保護 進行防ぐ


音のニュアンスを損なわずに音圧を下げる「ミュージシャン耳栓」。一人一人の耳の形に合わせて作られる


 仙台市に住むピアニストの十代男性が小林さんの病院を受診したのは二〇一九年末。左耳に違和感があったが「ごわんごわん」と耳鳴りするようになった。
 大きな音がするとびっくりするほど頭に響く。均質な音が続くバッハの曲は弾けるが、音量がダイナミックに変化するショパンの曲は弾くことができない。
 「音を伝える耳の中の骨が硬くなって音量が調節できないのではないか」。こう考えた小林さんは、一人一人の耳の形に合わせて作る「ミュージシャン耳栓」を使うことを勧めた。繊細な音のニュアンスを損なわずに音圧を下げることができる。男性は再び演奏を続...

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