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井端さんが注目するDeNAの”鬼肩”4年目捕手・山本 昨季イースタンで脅威の盗塁阻止率6割超

2021年2月16日 10時24分

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中日―DeNA 3回裏2死一塁、打者井領(右)のとき、山本が岡林の二盗を阻止する=13日、沖縄・北谷で

中日―DeNA 3回裏2死一塁、打者井領(右)のとき、山本が岡林の二盗を阻止する=13日、沖縄・北谷で

◇井端レーダー セ他球団の戦力分析
 侍ジャパンの内野守備走塁コーチとして全キャンプ地を視察した井端弘和さん(45)=強化本部編成戦略担当兼務=が、セ・リーグ5球団の新戦力を見極める「井端レーダー」。第3回はDeNAの4年目、山本祐大捕手(22)=右投げ、右打ち=だ。
 これまで僕のレーダーは阪神・井上の打撃、ヤクルト・並木の脚力を捉えてきましたが、今回は山本の肩です。とにかく強い。いわゆる「鬼肩」です。
 京都翔英高からBCリーグの滋賀を経て、2018年にドラフト9位で入団しました。この年のドラフトでは82選手が支配下で指名されており、9位はDeNAだけ。つまり山本はしんがり指名でした。ここまでの3年間は1軍で17試合、16打数5安打。驚くのは昨季の2軍での成績です。48試合で打率2割7分4厘というのは置いておくとして、何と盗塁阻止率が6割1分9厘! 42の企図数に対して、26もの盗塁刺を記録しています。
 僕が宜野湾キャンプを視察したのは7日でしたが、その能力は13日の中日との練習試合で早速証明されています。岡林、高松という俊足の走者の二盗を、強く、正確な送球で阻みました。
 2軍戦や練習試合では果敢に走ってきますが、こういう捕手が試合に出ていると抑止力が働き、必ず企図数は減るものです。では伊藤光、嶺井、戸柱、高城といった面々がいるDeNAで、山本の出場機会は増えるのか。僕は、可能性は十分にあると思っています。
 というのも、三浦新監督は昨季まで2軍監督でした。山本の鬼肩を熟知しているわけです。ラミレス前監督は、先に挙げた捕手陣を投手との相性を重視して併用してきましたが、リーグ優勝には手が届きませんでした。体制の変わり目は、使われる選手の顔触れも変わるものです。併用からスタートしたとしても、一番の武器をもつ山本が半分近くの試合でマスクをかぶる…。そんな抜てきもあり得ます。
 インサイドワークへの懸念はあるにせよ、それは誰もが通る道。打力も悪くない山本は「使ってもらえれば」の条件付きながら、星4つの要注意選手です。(本紙評論家)

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