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デジタルや経営戦略…専門人材、地方で活用 恵那の老舗旅館、助言受け回復

2021年2月16日 05時00分 (2月16日 05時01分更新)
創業400年の歴史を誇る「旅館いち川」=岐阜県恵那市で(同旅館提供)

創業400年の歴史を誇る「旅館いち川」=岐阜県恵那市で(同旅館提供)

  • 創業400年の歴史を誇る「旅館いち川」=岐阜県恵那市で(同旅館提供)
  • オンラインで意見を交わす若女将市川祥子さん(右)と青木慎介さん
 新型コロナウイルスの感染拡大を機に、多くの企業がデジタル化の推進や経営戦略の見直しを迫られている。中小零細事業者を中心に専門的な人材が不足しがちな地方では、経営課題を抱える事業者が都市部で活躍する専門人材を活用し、解決につなげる動きが広がっている。 (平井良信)
 岐阜県恵那市の旧中山道大井宿で創業四百年の歴史を持つ「旅館いち川」。二年近く前に専門人材と契約を結び、コロナ顕在化以降も助言を受けた若女将(おかみ)の市川祥子さん(45)は「サポートがなければ、旅館が存続できていたかどうか分からなかった」と振り返る。
 市川さんは、二〇一九年五月、市の紹介を受けて副業求人サイト「スキルシフト」で経営サポート役を募集。当時は接客や営業、労務管理など一切を市川さんが担っていたが、売り上げのデータ分析やITによる業務効率の改善を進めようと外部の人材活用を決めた。全国から二十三人の応募があり、頼ったのは経営学修士(MBA)の資格を持ち大阪市でコンサルタント業を営む青木慎介さん(32)。酒蔵の再建に実績があり、情報量が豊富だったことが決め手となって、月額三万円で業務委託契約を結んだ。
 各種助言を受ける中...

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