患者の受け入れ態勢急ぐ 東海の指定機関

2020年1月29日 02時00分 (5月27日 04時34分更新)
 新型コロナウイルスによる肺炎が感染症法に基づく指定感染症に閣議決定されたことを受け、入院患者の受け入れ先となる医療機関も態勢整備を急いでいる。
 「患者を断らないという病院の姿勢があり、対応困難な事例にも慣れている。慌てず粛々と対応したい」。伊勢赤十字病院(三重県伊勢市)の看護師川口仁美さん(46)は落ち着いた口調で話した。感染症対策の専門知識を持つ「感染管理認定看護師」の資格を持つ。
 同県の感染症指定医療機関として、県内で入院が必要な重症患者が出た場合は受け入れ先になる可能性がある。他の患者との接触を極力防ぐため、救急外来や入院病棟などの関連部署では搬送ルートの確認を進めている。医療従事者への二次感染を防ぐため、防護服を着用して対応する。
 中部国際空港(愛知県常滑市)から最も近い場所にある常滑市民病院は、全国で四カ所しかない厚生労働省の「特定感染症指定医療機関」の一つ。成田や羽田、関西の各空港周辺の総合病院と同様に、海外から持ち込まれる感染症に水際で対処する役割を担う。
 病原体が外に漏れないように隔離された個室の専用病床が二床あり、空港の検疫所や地元保健所などとともに、患者受け入れを想定した合同訓練を定期的に実施。担当者は「県内の他の指定医療機関から優先的に利用される可能性が高いが万全の備えをしたい」と話す。
 岐阜県の指定医療機関の岐阜赤十字病院(岐阜市)も、感染者病棟の準備を急ぐ。担当者は「インフルエンザが流行している時期でもあり、来院者にはマスク着用を積極的に呼び掛けている」と話した。

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