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高齢者宅 スマートホーム化 加賀で金大院生・井上さん

2021年2月14日 05時00分 (2月15日 10時00分更新)
アレクサの使い方を説明する井上周さん(右)=加賀市大聖寺上福田町で

アレクサの使い方を説明する井上周さん(右)=加賀市大聖寺上福田町で

声で家電操作「便利さ体感を」

 学生目線で加賀市内の課題解決に取り組む「プラスカガ」の4期生で、金沢大大学院2年の井上周(あまね)さん(24)が、市内の高齢者宅で、家電をインターネットにつなぎ、声で動作させるスマートホーム化に取り組んだ。井上さんは「高齢者に情報通信技術(ICT)の便利さを体感してほしい」と話している。 (小室亜希子)
 井上さんは大学院で電子情報科学を専攻。人間がコンピューターを使うことでどんな体験ができるかを深める中で、まちづくりに関心を持った。二〇一九年夏からプラスカガに参加。市は子どもの教育や産業向けにICTを導入するが、高齢者には進んでいないと感じ、普段の暮らしで便利さを実感してもらうことにした。
 井上さんは五日、同市大聖寺上福田町の真田喜美さん(86)宅で、音声で家電をリモート操作できるスマートスピーカーの機器「アレクサ」を導入し、エアコン、テレビ、照明をつないだ。「エアコンの温度を一度下げて」「電気を消して」などと機器に話し掛けると、各家電が反応。真田さんは「ほんとにお利口さん。相手の気持ちが分かってるみたいで不思議」と感心していた。
 井上さんは四月から都内のIT企業に就職するが、副業として県内で起業する準備も進めている。真田さん宅の使用状況は継続して調査する考えで、「ICT導入には実際に見て使ってもらう大切さがよく分かった。この経験を生かしていきたい」と話した。

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