半数以上が障害者、豊橋発「久遠チョコレート」 出店続く

2021年2月13日 16時00分 (2月13日 16時00分更新) 会員限定
工場で働く障害者の男性スタッフ=愛知県豊橋市で

工場で働く障害者の男性スタッフ=愛知県豊橋市で

  • 工場で働く障害者の男性スタッフ=愛知県豊橋市で
  • チョコレート作りへの思いを語る夏目さん=愛知県豊橋市の久遠チョコレート豊橋本店で
  • 販売されている「プレミアムテリーヌ」=愛知県豊橋市の久遠チョコレート豊橋本店で
 愛知県豊橋市を拠点に全国展開するチョコレート店「久遠(くおん)チョコレート」が注目を集めている。グループ全体で約五百人の従業員のうち半数以上は障害者。こだわりの商品はおいしいと評判で、コロナ禍でも出店が続く。代表の夏目浩次さん(43)は「誰も排除しない社会を、このチョコを通じて示したい」と話す。明日はバレンタインデー。
 ドアを開けると、甘いチョコの香りが漂ってきた。豊橋市の久遠チョコレートの直営工場では知的障害や発達障害、精神障害などがある従業員が働く。自閉症の男性(21)は、ドライフルーツやナッツを詰めたチョコ「プレミアムテリーヌ」(税抜き三百八十円)を袋詰めしていた。
 夏目さんは二十年前の学生時代、鉄道駅のバリアフリー化を研究し、障害者と知り合った。障害者が働いても月収が三千〜四千円の例もあることを知った。「理不尽なのに、『福祉だから仕方ない』でまかり通っていた」
 障害者が自立できる場をつくろうと二〇〇三年、豊橋市にパン工房を開いた。障害者三人を含む従業員を雇ったが、赤字が続いた。
 利益を出すには数十種の商品を日々、店頭に出さねばならず、工程は複雑。作業にスピードも求められた。障...

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