<EYES> ZIP-FMナビゲーター 荒戸完さん 10代の濃密な1週間

2020年2月6日 02時00分 (5月27日 03時52分更新)
 「女友達といたときにLINEでノリで告白したら、まさかのOK! ウケる! とりあえず付き合ってみようかな」
 平日夜に放送している番組「Groover’s Dive」では、学生リスナーから毎日たくさんのキラキラしたメッセージが届く。冒頭の一文も、ある女子中学生からの報告だ。
 LINEで告白するのはすでに常識だが、ウソ告(相手をからかううその告白)的な要素も見え隠れする。一連のメッセージから察するに、彼女はかなり生きのいい陽キャ(陽気なキャラクター)軍団に所属する女子だ。
 ちょうど1週間後、彼女から続きが届いた。「荒戸さん助けてください! 正直、彼と別れたいです。彼と会えば会うほど、以前好きだったけど振られた人のことを思い出してしまうんです」
 随分と早い別れだ。しかもその理由からは、まるで半年から1年くらいの時間の流れを感じさせる。おそらく彼女はこんな1週間を過ごしたのだろう。
 彼氏と過ごす甘い時間、げた箱ガールズトーク、ママの唐揚げ激ウマ、お気に入りのハンドタオルを父の靴下と一緒に洗濯する事件、ふてくされてインスタを見返し、よみがえる好きだった先輩への思い…など、ドラマにして5話分くらいのボリュームは想像に難くない。一通りの人生経験を積んだ大人の1週間と、今を生きる女子中学生の1週間の密度には、体感にしてこれほどの隔たりがある。
 こうした数行のメッセージを通じて10代と信頼関係を築く私の1週間は、他の30代よりちょっぴり長いのかもしれない。最後に、彼女に振り回されっぱなしの彼の気持ちを代弁するような曲を紹介して、今回はこのへんで。back numberで、「ハッピーエンド」。

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