統合3小学校の土で土壁 4月開校 角鹿小中で作業 敦賀

2021年2月12日 05時00分 (2月12日 09時49分更新)
統合する3校の土と気比の松原の砂を塗り付けていく人たち=敦賀市角鹿町で

統合する3校の土と気比の松原の砂を塗り付けていく人たち=敦賀市角鹿町で

  • 統合する3校の土と気比の松原の砂を塗り付けていく人たち=敦賀市角鹿町で

 四月に開校する敦賀市角鹿(つのが)小中学校の建設現場で十一日、同校に統合される三小学校のグラウンドの土と気比の松原の砂を使った土壁づくりが行われた。
 三月末に閉校する咸新(かんしん)、敦賀北、赤崎の各小学校の児童にも、新校舎に愛着を持ってもらおうと市が企画した。材料の土は、それぞれの児童たちが昨年十二月に採取。児童たちは塗り付け作業にも参加する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で市の教育関係者ら約二十人に限った。
 土壁を設置したのは校舎三階東側の中学一、二年生用のトイレ内。男子トイレが縦一・二メートル、横四・八メートルで、女子トイレが縦一・二メートル、横三・三メートル。デザインと土作りは、左官技能の全国大会で優勝経験がある左官職人の松木憲司さん(57)が担当した。
 デザインは上から気比の松原の砂、咸新、敦賀北、赤崎の各小学校の土を帯状に塗り分けた構図。境界線は気比の松原の波打ち際をイメージして波状にしている。土は四種の粘度をそろえるため、砂やワラビ粉を混ぜて調整した。
 参加者は厚さが三ミリになるように、コテでたっぷりと土を塗り付けていった。
 松木さんは「自分たちが遊んでいる足元の土で、こんな作品ができると知ってほしい」と話していた。 (高野正憲)

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