本文へ移動

「えげつない」井端さんも舌を巻くスピード ヤクルト5位ルーキー・並木は脅威の代走になれる逸材

2021年2月11日 11時08分

このエントリーをはてなブックマークに追加
シート打撃のランナーを務めるヤクルト・並木

シート打撃のランナーを務めるヤクルト・並木

◇井端レーダー セ他球団の戦力分析
 侍ジャパンの内野守備・走塁コーチとして、全キャンプ地を視察中の井端弘和さん(45)=強化本部編成戦略担当兼務が、セ・リーグ5球団の新戦力を見極める「井端レーダー」。第2回はヤクルトのドラフト5位・並木秀尊外野手(21)=独協大、右投げ右打ちだ。
   ◇   ◇
 えげつない。次元が違う。セ・リーグ最速…。並木を見た僕の正直な感想です。ソフトバンクの周東やロッテの和田より速い! ただ、タイプは違います。例えばフェイクスタートを切ったときの地面を蹴る力が強い。本当にスタートを切ったように見える力強さがありました。
 聞けば大学3年冬の日本代表選考合宿で、50メートル走5・32秒だったそうです。これは日本記録になるため、さすがに手動計測ならではの「伝説」ですが、同じ合宿に参加していた五十幡(日本ハム2位)は5・42秒。あの「サニブラウンに勝った男」に勝ったのは事実なんです。
 実は僕は初対面ではありません。昨夏、コーチを務めているNTT東日本の練習に参加していたのが並木でした。僕は採用を進言しましたが、本人がプロを目指しているとのことでご縁はありませんでした。ただ、今回の視察時の方が明らかに速かった。「あのときは本気で走ってなかったのか」と思ったほどです。
 首都大学リーグでは2部とはいえ、公式戦で盗塁を全て成功させたとも聞きました。もちろんけん制球、クイックモーションなど、プロでは盗塁のレベルも上がります。しかし、忘れてはいけません。ヤクルトには福地コーチ、青木、山田と指導者、先輩に盗塁王経験者がおり、一流のノウハウを学べるのです。
 僕が見てきた中では、スピードだけなら大学の後輩でもある赤星(阪神)より上かもしれません。さすがに外野守備や打撃は「まだまだ」ですが、終盤の代走要員としては脅威。星3・5をつけたいと思います。相手のマークをかいくぐって盗塁を決めてきた、鈴木尚(巨人)クラスの切り札、スペシャリストになれると思います。(本紙評論家)

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ