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この中に“必要ないマメ”が…立浪さんと福留が口を揃え「左手に問題あり」手のひらからスイングが見える領域

2021年2月10日 09時57分

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打撃練習で皮がむけた岡林の両手(球団提供)

打撃練習で皮がむけた岡林の両手(球団提供)

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って「キャンプ編」
 まずはこの球団提供写真をご覧あれ。8日の紙面にも掲載された岡林の両手である。革手袋をしても、こうなる。とてつもない数を振り込んだ男の勲章。見ているだけで痛そうでもあり、この努力が報われる日が待ち遠しくもある。
 しかし、僕たちには見えないものが、その道のプロの目には映る。岡林と同じ左の大打者に写真を見せ、手相診断をしてもらった。
 「これはすごいことになってますねえ。岡林でしょ?ああ、左手がこうなることはないと思います。左手を使いすぎているのかもしれませんね」
 振らせている張本人は、うれしそうに笑っていた。臨時コーチの立浪和義さんが指摘したのは、痛そうな右手ではなく左手。続いて立浪さんの見解も誰の手かも教えず、福留にも同じ写真を見せ診断を仰いだ。
 「左手の中指ですね。マメはできてもこんなに大きくはなりません。できたらダメというより、必要のないマメなんです。スイングスピードを殺すことになるから。猫パンチみたいになってるんじゃないかな。体からバットが離れていく感じ。左肘の使い方が押し込もうとしすぎているのかもしれません」
 果てしなく振ってきた人間は、手のひらのどこに、何ができるかを知っている。通算2480安打の立浪さんと、2407安打(日米合算)の福留は、ほぼ同じことを言っている。手のひらを見れば、その打者がどんなスイングをしているのか、プロファイリングができるのだ。
 この日の紅白戦に「1番・中堅」で出場した岡林は、笠原から二飛、勝野から中犠飛、藤嶋には右飛という3打席だった。結果が欲しいだろうが、手のひらがこんなになるほど振っていたら、体は疲れ切っていることだろう。楽しみな竜のプロスペクト。近い将来、2人のレジェンドをうなずかせる手相になってくれるはずだ。

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