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「握り拳ひとつ分の命」 朗読:紺野美沙子さん

2021年2月10日 11時00分 (2月18日 16時20分更新)

「握り拳ひとつ分の命」 若杉紗香(わかすぎ・さやか)さん(岩手・陸前高田第一中学校3年生)

出典:第17回わたしの主張 岩手県大会(2015年)
紺野美沙子(こんの・みさこ) 1960年生まれ、東京都出身。俳優・朗読座主宰。80年、慶応義塾大在学中にNHK連続テレビ小説「虹を織る」のヒロイン役で人気を博す。テレビ、映画、舞台で活躍する一方、98年に、国連開発計画親善大使にも任命され、国際協力の分野でも活動中。2010年秋から、「紺野美沙子の朗読座」を主宰。元祖スー女としても知られ、日本相撲協会の大相撲有識者会議のメンバーも務める。
【感想】
 素直な心からの思いが伝わる文章でした。言葉にするのにきっと時間が掛かったと思います。だからこそ、思いを言葉にしてくれてありがとうという気持ちで朗読しました。
 自分にも息子がいます。生きていく中で、子どもが先に亡くなることほど悲しいことはありません。文中の「一番悲しいのはばあちゃんなんだ」という母親の言葉。娘の若杉さんが母や祖母の気持ちに寄り添っているからこそ書けたエピソードではないでしょうか。
 ここ数年、私も三月十一日に被災地で開かれる鎮魂の催しに参加し、朗読をさせていただきました。発生から十年。被災者にとって悲しみが募る節目なのだと思います。私たちにできるのは、それぞれの立場で「忘れないよ」というメッセージを発し続けること。私自身も東北に足を運び、朗読会を続けていきたいと思います。(紺野美沙子)
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