中部、検査態勢整備急ぐ 時間短縮、感染拡大防げ

2020年1月31日 02時00分 (5月27日 04時34分更新)
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中部地方の各県の衛生保健施設などで感染の検査をするための態勢づくりが進められている。愛知県衛生研究所(名古屋市北区)では三十日、検査の実施態勢が整った。国立感染症研究所(東京都)に検体を運ぶ手間が省けるため、検査時間の短縮が期待される。
 国立感染症研究所から二十八日に試薬が届き、二十九日に検査ができることを確認。県衛生研究所の生物学部ウイルス研究室の職員八人が、立ち入り制限のある管理区域内の密閉された部屋で検査にあたる。
 検体はのどの粘膜や血液で、保健所の職員が研究所に運搬。遺伝子を増幅させてウイルスを抽出する「PCR法」で検査する。十~十二時間で結果が出る。
 研究所は平日の日中が業務時間だが、検体があれば夜間や土日祝日も対応する方針。松本昌門生物学部長は「正確、迅速な検査をしたい」と話した。
 研究所では検査時間が六時間と、より迅速な「リアルタイムPCR法」が近く導入される見通しで、さらに時間短縮が見込まれる。
 中部地方ではほかに、三重県や福井県が検査の実施態勢を整えたほか、岐阜県や名古屋市などは準備を進めているという。

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