マスク品薄状態「SARS以来」 業者増産急ぐ

2020年2月1日 02時00分 (5月27日 04時34分更新)
 東海地方のドラッグストアなどではマスクが異例の売れ行きを見せ、各店舗で品薄の状態が続いている。
 関東、中部、関西に出店するスギ薬局(愛知県大府市)は、売り上げが前年同期比で三倍となり、都市部の店舗に限ると十倍に上る。一月に入りマスクを買う外国人客が多く見られたが、国内で日本人男性の感染が分かった二十八日ごろから、日本人の客も目立つように。
 担当者は「在庫がほとんどない状況。花粉症の季節が控えており、マスクの需要がますます高まる」と懸念する。
 東海三県で展開する別のドラッグストアも十倍の売り上げ。二〇〇二~〇三年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)以来の売れ行きだといい、担当者は「マスクを店頭に並べると、すぐに完売する。今後、商品の手配ができるかどうか心配だ」と口にする。
 マスク製造会社も増産への対応に追われる。名古屋市の「白鳩(しろはと)」はなじみの客からの注文に手いっぱいで、新しい客を断っている状況。医薬品メーカー「興和」(同市)も二週間ほど前から発注が増え、生産にあたる人員を拡大する。

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