本文へ移動

「日常的に思い出し、つらい」3割 被災3県300人に聞く

2021年2月8日 05時00分 (2月8日 11時37分更新)
 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島各県百人ずつ計三百人に共同通信が実施したアンケートで、震災を思い出し、つらいと感じることが日常的にある人が三割に上ることが分かった。時間がたつにつれ喪失感が強まるという人もいる。震災発生から十年が目前に迫るが、被災者の心の復興はいまだ途上にあることが改めて浮き彫りになった。
 アンケートは昨年十一月に対面形式で実施。六十五歳以上と未満の割合や、男女比ができるだけ等しくなるように聞いた。
 震災を思い出し、つらいと感じることが日常的に「ある」「どちらかといえばある」と答えたのは三県で計百人。県別では福島が最も多く四十人、次いで岩手が三十六人、宮城が二十四人だった。
 岩手県陸前高田市の六十代女性は「(震災直後は)やることがたくさんあって押し殺していたが、今になって感情があふれる」とこぼす。東京電力福島第一原発事故で被災し、福島県楢葉町から避難した福島市の三十代女性は「この先どうなるのか、(ふるさとに)戻れるのかと思い、眠れないことがある」と話した。
 テレビを見ているときに急に思い出したり、当時の夢を見て自分を責めたりすることがあるという声も上がった。
 「...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

おすすめ情報