中日・高橋宏プロ2度目ブルペンで最速148キロ 高性能機器による投球解析についつい熱く
2021年2月8日 06時00分
投げるたびにフォームはしなやかに、そしてボールは浮き上がるようにミットに突き刺さった。中日のドラフト1位・高橋宏斗投手(18)=中京大中京高=が7日、40球の立ち投げで最速148キロ。「60~70点」という自己採点が、まだまだ底を見せない大器の証拠。プロ初ブルペンから中2日で2キロアップと順調に前進し、まずは150キロが見えてきた。
「まだキャッチャーが立った状態なので、(力は)6割くらいしか入れていないです」と13分間を振り返った言葉が力強く、頼もしい。「土台を固めてフォームを意識して投げることができれば、自然と出てくる数字だと思う」
18歳らしい血気盛んな一面をのぞかせつつ、竜のエース候補らしい修正能力の高さを発揮した。この日、ブルペンに設置された高性能弾道計測器「ラプソード」による投球解析での一幕だ。
球速だけでなく、回転数など球の質もより完璧を求めてしまうのは投手の本能。一球一球、背後のモニターをのぞき込んでデータを確認し、自然と熱くなっていった。折り返しの20球手前で見守った小笠原2軍投手コーチから「力、入りすぎちゃう?」。以降、チェックは禁止となった。
おすすめ情報
-
【ロッテ】佐々木朗希が登録抹消 前夜、右手中指のマメつぶれ緊急降板
2022年7月2日
-
2022年7月2日