本文へ移動

【競泳】白血病発覚ちょうど2年 10キロ以上落ちた体重戻して速さ復活 池江璃花子が日本新更新も視野

2021年2月7日 19時46分

このエントリーをはてなブックマークに追加
女子50メートル自由形で2位となり、引き揚げる池江璃花子

女子50メートル自由形で2位となり、引き揚げる池江璃花子

 競泳のジャパンオープン最終日が7日、東京アクアティクスセンターであり、女子50メートル自由形では、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス、日大=が24秒91の学生新記録で2位に入った。復帰後4大会目で表彰台は初めて。東京五輪の選考会となる4月の日本選手権を前に、本来のスピードがよみがえってきた。
 白血病が発覚したのが2019年2月8日。あれからちょうど2年。闘病を経て復帰した池江が、名実ともにトップ戦線に帰ってきた。池江は「再び泳ぎ始めてから1年たっていない中、自己ベストからコンマ何秒の世界に戻ってこられたのがうれしい」と笑顔。自らの持つ24秒21の日本記録が視界に入る。その喜びに浸った。
 スタート改善が好記録につながった。池江によると、57キロの体重が闘病で10キロ以上落ち、悪影響が主にスタートに出ていた。「飛び込んだ瞬間は体重が重い方が前に進む。復帰後は浮き上がりの15メートルで離されてしまっていた」と言う。
 池江が注力したのは体重アップ。トレーニングと並行し食事管理も徹底した。西崎勇コーチは「まずは3食を完食するところから。練習にパンを持っていて『どうだ』と勧めることもある」。細くなった食事を徐々に増やし、体重も5~6キロ戻すことができた。
 この日の予選は25秒06でトップ通過。決勝でもスタート時の出遅れを最小限にとどめ、さらにタイムを縮めた。昨年8月の復帰初戦は26秒32。半年で1秒41も短縮したことになる。池江は「25秒3の目標を大幅に上回ったのは良かったが、2番に変わりはない」。かつては当たり前だった優勝への執着も出てきた。
 20、21日の東京都オープンでは復帰後初めてバタフライ(50メートル、100メートル)で出場する。特に100メートルは池江が最も得意としていた本命種目だ。「東京五輪のことはそこまで意識していない。焦らずやっていければ」。無理は禁物。自然体で復活ロードを歩んでいく。
PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ