【卓球Tリーグ】プロ転向 背水の安藤みなみ一矢報いる「人生、悔いを残したくない」
2021年2月7日 18時08分
卓球のTリーグは7日、岐阜県多治見市の感謝と挑戦のTYK体育館などで男女の試合を行い、女子のトップ名古屋は日本生命に1―3で敗れたが、実業団の十六銀行(岐阜)を先月末に退社し、プロ転向を表明した名古屋市出身の安藤みなみ(23)がシングルで一矢を報いた。
安藤は森さくら(24)を相手にフルゲームの大接戦を制した。第1ゲームは7―1からひっくり返され、第2ゲームもリードしながら落とした。最終ゲームも7―10と先にマッチポイントを握られたが、14―12で逆転勝ちした。
「相手が強く、とにかく食らいついていこうと無心で戦った。あの展開から追いつけたのは自信になる」
「相手が強く、とにかく食らいついていこうと無心で戦った。あの展開から追いつけたのは自信になる」
退路を断ちプロの道へ進んだ安藤の執念が見えた。「もう一つ上のレベルで、どこまでレベルアップをできるか」。Tリーグオフシーズンの練習環境など先のことは何も決まっていない。不安も大きい。「引退までに全日本で表彰台に上がりたい」。五輪を含めてその先の夢は胸に秘める。「自分の人生、悔いを残したくない」。23歳が静かに新たな一歩を踏み出した。
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