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菓子「りんご乙女」の生産ストップ 在庫の山

2021年2月7日 05時00分 (2月7日 05時00分更新)
ひときわ高く積まれる「りんご乙女」の在庫の山=高森町のマツザワで

ひときわ高く積まれる「りんご乙女」の在庫の山=高森町のマツザワで

  • ひときわ高く積まれる「りんご乙女」の在庫の山=高森町のマツザワで
  • スライスした生のリンゴをのせて焼いた「りんご乙女」=高森町のマツザワで
 新型コロナウイルスの感染拡大は、さまざまな産業に打撃を与えている。人の移動が自粛され、土産品業界も商品の行き場がなくなり苦境に立つ。実態を知ろうと土産品企画・製造販売の「マツザワ」(高森町)を訪ねると、摘果リンゴを活用して農家の収入増や食品ロスの削減に取り組み、国際的な評価も高い土産菓子「りんご乙女」が、生産ストップになっていた。
 「厳しいですね。いつ収束するのか分からず、計画の立てようもないんです」。倉庫には、出荷先がなくなった「りんご乙女」の山。「かつては一日五万〜六万枚を焼いていましたが、在庫がたくさんあるため、昨年十二月下旬からはゼロ。コロナ禍で工場を止めるのは、昨春〜昨秋に続いて二度目です」。森本康雄取締役(51)は肩を落とす。
 「りんご乙女」は、薄切りの生リンゴをのせて焼いたクッキーで、爽やかな香りやさくさく感が特徴。原材料の50%以上を占めるリンゴは約百トンが必要で、当初は九割強を小ぶりな東北産でまかなっていた。しかし、地元産にこだわってサイズが同じ摘果リンゴの活用を模索し、地元農家から摘果リンゴを買う地域連携事業を進めている。
 摘果リンゴは本来、他の果実を大きくするた...

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