名古屋大の元院生が研究論文で画像改ざん 教授の処分検討

2021年2月5日 22時13分 (2月5日 22時43分更新) 会員限定
 名古屋大は5日、海外の学術誌に発表した脳に関する研究論文で、主に執筆した元大学院生が画像の一部を改ざんする不正行為をしていたと発表した。研究責任者の教授は不正に直接関与していなかったが、監督責任があったとして処分を検討している。
 論文は現在も公開されており、名大は教授に適切な画像に訂正するよう勧告した。元大学院生は学外者であるため、処分の対象外という。2019年7月に学内の公益通報窓口に不正の疑いがあるとの情報が寄せられ、調査委員会を設けて調べていた。
 名大によると、元大学院生は、脳の炎症に関する画像2枚について本来の実験結果より炎症が軽度な画像を使っていた。元大学院生は調査に対し、教授から期待される画像の提出を求められ「相当に混乱した状況で(画像の)撮影を行っていた」と説明したという。調査委は「悪質性は低い」と判断した。

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