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【センバツ】21世紀枠・三島南に投打二刀流!高校通算18発&最速139キロの前田銀治が主役狙う

2021年2月6日 06時00分

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センバツでの活躍を目指して練習する三島南・前田

センバツでの活躍を目指して練習する三島南・前田

◇センバツ連載「春に光れ!」最終回 三島南・前田銀治外野手
 大きな可能性を秘めた「二刀流」が、21世紀枠で春夏を通じて初の甲子園をつかんだ三島南(静岡)を引っ張る。前田銀治外野手(2年)は昨秋の県大会で3番として打線をけん引し、ストッパーとしてマウンドでも躍動。チームを62年ぶりの秋4強に導き、21世紀枠での選出に大きく貢献した。
 182センチ、87キロの恵まれた体から繰り出す豪快なスイングと遠投100メートルの強肩が持ち味。そのポテンシャルを買われ、新チーム発足後から投手に挑戦。わずか1カ月で速球の球速が139キロを計測するなど頭角を現し、7回以降を託されるまでに成長した。
 もちろん、経験不足も痛感した。「マウンドに立った時の孤独感がすごくて、試合の雰囲気にのみ込まれてしまった」。昨夏からチーム最高の3割6分4厘の打率を残しているが「秋は打撃も絶不調だった」と、投手としての不安が得意の打撃にも影響を与えたことを反省した。
 そこで、冬場にはメンタル面の強化を目標に掲げて練習に取り組んだ。「マウンドで自分に負けていたのは体力がないから」と徹底した走り込みによって弱点を補うことで精神面を強化。得意な打撃でも確実性を上げるため、打つときの姿勢を変えるなど、さまざまな方法のティー打撃に取り組み、軸がぶれない打撃フォームの習得を目指した。
 その成果もあり「球が今まで以上に走るようになったし、ミート率も上がってきた」と投打に手応えをつかんだ様子。それでも、肝心のメンタル面については「甲子園のマウンドは特別な場所。どんなに練習しても、やっぱりドキドキすると思う」と苦笑いを浮かべる。
 地域の園児や児童を対象に野球体験会を開くなど、普及活動に力を入れたことが21世紀枠選出の決め手となった。現在は企画すれば応募が殺到する人気行事となり、選手は地域の子どもたちにとってはヒーローのような存在。「教えているのは野球の基礎の基礎みたいなもの。でも自分が活躍して、基礎をしっかりやれば全国でも戦えるところを見せたい」と意気込む。
 二刀流となってまだ半年。粗削りながら確実に進化する「銀ちゃん」。甲子園を舞台に、いぶし銀とは言わせない主役級の立ち回りをする決意だ。
 ▼前田銀治(まえだ・ぎんじ) 2003(平成15)年11月19日生まれ、静岡県三島市出身の17歳。182センチ、87キロ、右投げ右打ち。沢地小5年でソフトボールを始め、山田中時代にスルガマリンボーイズで野球を始めた。三島南では1年秋から外野手のレギュラー。高校通算18本塁打。

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