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COCOA実機テストなし、お粗末 4カ月機能不全 

2021年2月5日 16時00分 (2月5日 16時00分更新)
 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ有効な手段として鳴り物入りで国が導入したスマートフォン向け接触確認アプリ「COCOA(ココア)」が、一部で四カ月間機能していなかった。バージョンアップの際、スマホを使って実際にテストしなかったため障害を見落とした「お粗末」(菅義偉首相)なミス。度重なるトラブルに、専門家は導入を急ぐあまり検証がおろそかになっていたと厳しい見方を示す。

▽検証不備

 「速やかに使ってもらうことを重視していた。実機でテストすべきだった」。三日、厚生労働省の担当者はアプリの検証態勢に不備があったことを認めた。
 障害は昨年九月二十八日、アプリをバージョンアップする際に発生した。アプリは感染者が「処理番号」を入力すると濃厚接触した可能性がある人のスマホに通知が届く。しかし米グーグルのアンドロイド向けのアプリに、接触の可能性が高いにもかかわらず通知されない障害が潜んでいた。模擬的なテストだけで済ませていたため気付くことができなかったという。
 その後、濃厚接触があったのに通知が来ないという指摘があり、今年一月に実機を使って検証し、ようやく障害を把握した。

▽不信感

 アプリは当初からトラブ...

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