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【センバツ】負けん気強い主将は”信濃のイチロー”抜群のミート力でチーム引っ張る

2021年2月5日 13時32分

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センバツでの活躍を誓う上田西の柳沢=同校提供

センバツでの活躍を誓う上田西の柳沢=同校提供

◇センバツ連載「春に光れ!」第4回・上田西・柳沢樹内野手
 長野が生んだ驚異のヒットメーカーだ。上田西で主将を務める柳沢樹内野手(2年)は、新チーム発足後の公式戦12試合で打率5割9分6厘、31安打17打点。主軸として強力打線をけん引し、上田西の初のセンバツ出場の立役者となった。
 「どんな大会でも打率を残せるのが自分の強み」。その言葉通り、センバツがかかった北信越大会でも3番打者として17打数10安打。決勝では敦賀気比(福井)に大敗したが、「あの負けがあったから浮かれることなく冬場に自分を追い込めた」と悔しさをさらなる成長につなげた。
 取り組んだのは、身体能力の底上げだ。「戦っていく中で、強豪校の選手とは筋肉の付き方や体のキレが全然違った」。ウエートトレーニングの効果で、バーベルを使ったスクワットは、冬場に40キロ増となる170キロを上げるまでになった。
 ストイックな柳沢にとって、最高の手本となったのが1つ上の先輩で阪神にドラフト7位で入団した高寺望夢(18)の存在だ。「周囲に流されず、もくもくと練習する姿を見てきた。学ぶことばかりだった」と偉大な先輩に感謝する。それでも「技術的には追いつけるとは思っていない。自分なりのプレーでチームを引っ張りたい」と率直な思いも口にする。
 甲子園出場を目指して強豪校に野球留学する選手も多い中、柳沢は地元出身。高校まで硬式経験はなく、中学校の軟式野球部に所属していたというのも強豪校では少数派だ。上田西に入学当初も「練習量や周囲のレベルが全然違った」とひるんだが、持ち前の負けん気でのし上がり、今や主将として主軸としてチームに欠かせない存在だ。
 野球を始めた時、「イチローさんに憧れて左打ちにした」という柳沢。負けん気で磨き上げた抜群のミート力を甲子園でも発揮し、全国に“信濃のイチロー”として名をとどろかせてみせる。

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