「一律おかしい」「現場困惑」 首相休校要請、首長から批判

2020年2月29日 02時00分 (5月27日 04時33分更新)
 安倍晋三首相が全国の学校の休校を求めたことに、各地の首長からは二十八日、批判の声も聞かれた。
 滋賀県湖南市の谷畑英吾市長は、自身のフェイスブックに「内閣総理大臣による地方自治への不当な介入であり、土足による蹂躙(じゅうりん)でもある」と投稿をした。
 首相の要請から一夜明けた二十八日朝、萩生田光一文部科学相が記者会見で「地域や学校の実情を踏まえ、さまざまな工夫があっていい」などと話したことについても、「全国の担当者に徹夜を強いておいて、批判が強くなったら、『いやあ、ごめんごめん。そんなつもりじゃなかったんだ』ってか。(中略)危機管理の要諦は『ブレないこと!』」と非難した。
 三重県東員町の水谷俊郎町長は記者会見で「いきなり、地域性も考えず全国一律に休めというのはおかしい」と苦言を呈した。「休校もあり得るという提案ならいいが、まるっきり要請で要はやめておけということ」と述べた。
 岐阜県多治見市の古川雅典市長は会合で「現場は困惑している」と語った。「学童保育はやってよい一方で、学校はだめという状況はどのように判断したらよいのか」と述べた。
 湖南市、東員町、多治見市とも首相の要請通り、三月二日から小中学校は休校する。

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