観光・外食減で高級魚が値下がり

2020年2月29日 16時00分 (5月27日 04時33分更新)

競りが低調で昨年よりも3~4割安となっている国産の天然クロマグロ=27日、東京都江東区の豊洲市場で

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、水産物の取引にも悪影響が出ている。東京・豊洲市場(江東区)では観光客の減少などでホテルや外食業界の仕入れが落ち込み、天然マグロなどの高級魚が軒並み値下がり。イベントや宴会の自粛も広がって養殖魚の扱いも減っており、市場関係者らは不安を募らせている。
 同市場のマグロ売り場では、最上級の国産天然クロマグロの相場が低迷している。訪日観光客の減少などで「2月は来客が昨年より3割も減っている」(東京・銀座の人気すし店)など、外食店が仕入れを抑えているため。2月下旬の卸値は静岡、長崎産などが1キロ当たり3500円前後と前年同時期より3~4割安。上級品に同2万円前後の高値が付いていた例年とは異なり「競りが盛り上がらない」とベテラン競り人は嘆く。

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