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厳冬で電力需要が逼迫 北電、コロナ禍でLNG輸入滞る

2021年2月5日 05時00分 (2月5日 05時00分更新)
電力不足に備えて稼働した高圧発電機車=1月19日、石川県野々市市の下林変電所で(北陸電力送配電提供)

電力不足に備えて稼働した高圧発電機車=1月19日、石川県野々市市の下林変電所で(北陸電力送配電提供)

  • 電力不足に備えて稼働した高圧発電機車=1月19日、石川県野々市市の下林変電所で(北陸電力送配電提供)
 寒波に伴う暖房需要の増加で、全国的に電力需給が逼迫(ひっぱく)している。北陸電力送配電(富山市)では管内の電力使用率が一時99%に達して供給余力を示す予備率が1%にまで下がり、他社から電力融通を受ける異例の事態となった。背景には新型コロナ禍で火力発電の燃料の液化天然ガス(LNG)の輸入が滞っていることや、人々が自宅で過ごす時間が増えたことがある。同社は引き続き節電への協力を呼び掛けている。
 西日本を中心に大雪に見舞われた一月七、八日、北陸三県を主なエリアとする北電送配電の供給予備率は安定供給に最低限必要とされる3%を連日下回り、中部電力パワーグリッド(名古屋市)などから電力を調達して乗り切った。全国の電力の需給状況を管理する「電力広域的運営推進機関」(東京)が設立された二〇一五年以降、北陸電力が電力融通を受けるのは初めてだ。
 供給予備率は8%程度が適正とされるが、その後も気の抜けない状況が続いた。4%に低下した十九日には、災害復旧や配電線工事の際に一時的に電力を補う「高圧発電機車」を北陸三県で計十台稼働させた。
 北電送配電は昨年十月に発表した今冬の電力需給見通しで、一七年度並みの厳寒...

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