本文へ移動

世界初の技術で 福井大が開発 超小型光学エンジン 

2021年2月1日 05時00分 (2月1日 09時48分更新)

初公開した超小型光学エンジン(左先端)を実演、解説する担当者=福井市の県工業技術センターで

 携帯型投影機など活用期待

 光の三原色(赤、緑、青)のレーザー光を一本にまとめる世界初の技術を用いた超小型光学エンジンを、福井大が開発した。携帯型のレーザープロジェクターや眼鏡型のウエアラブル端末「スマートグラス」などへの映像投影方法として、小型・高品質の利点を生かした活用拡大が期待される。 (長谷川寛之)

福井大が開発した超小型光学エンジン

 光学エンジン内には、三原色それぞれのレーザー光を一本にまとめる世界初の方式「光導波路型合波器」を採用。部品数が少なく、大きさは八ミリ×四ミリ×三ミリと非常にコンパクト。振動や衝撃、熱による光軸のずれが発生しない特性があり、光導波路型ではない従来方式の各課題を解消している。
 三原色のレーザー光源と合波器、光を反射する方向を電子的に制御するミラーを統合したのが超小型光学エンジン。福井大発ベンチャーのウイニングオプト(福井市)を通じて、電子部品・デバイス製造のセーレンKST(同)が製造・販売する予定。
 福井市の県工業技術センターで一月二十九日、超小型光学エンジンが初公開された。ふくいオープンイノベーション推進機構が運営する「ふくい光学エンジン研究会」(事務局・ふくい産業支援センター)のワーキンググループ(WG)のメンバーが実演を見学した。
 WGは、この光学エンジンを活用した新製品や新事業のアイデアを話し合った。事務局からは商談会用のディスプレーや新人教育の作業補助に使うといった案が示された。今後はWGのアイデアを基にコンセプトモデルの方向性を決め、試作する。

関連キーワード

PR情報